娘が入院し、再び、二男と私の静かな生活が始まりました。
相変わらず、主人からは メールや電話がかかるので、
ほとんど毎日、私は、主人の大学病院と娘の病院の往復で、
忙しく過ごしておりました。
夜だけが、二男も私も 自分の時間を自由に使う事が出来、
束縛のない平和な時間が流れていくのでした。
心配だった娘の事が、面会や電話が禁止になった事で、
もう、病院にお任せするしかないと、私も気持ちを切り替えていました。
これ以上、もう 出来ないと、自分でも限界を感じておりましたので、
娘と距離を置けたことで、私自身の心の整理と覚悟を決めることが
出来ました。
娘と離れて暮らす時間は、私にとって必要なもの、
与えられたものだったのではないかと感じています。
10日後、主人は 抗ガン剤の治療を終え、無事に退院しました。
主治医との約束で、今後は、定期的なチェックのみで様子を見て行くと、
決めておりましたので、とても嬉しそうでした。
娘は、臨床心理士とのカウンセリングで、自分の気持ちを整理できるようになり、
だんだんと落ち着いて、過ごせるようになって行きました。
禁止されていた面会も、二週間に1回になり、
私とも笑顔で話せることが多くなりました。
医師からも、良くなったね!と言われ、週に1度の面会が許可されて、
次第に、「家に帰りたい!」と言うようになりました。
医師からは、何回かの一時帰宅をしてみましょうと言われ、一泊から始めて、
二泊の帰宅も出来るようになり、急速に回復して行きました。
「在宅が無理だと長引きますよ!」
との主治医の言葉に、覚悟を決めていたのでしたが、予定より早い回復で、
どうしても退院したいとの娘の意思が強い為、主治医も、
「 お母さん、今、調子が良いから 1度退院してみましょうか。」
と、二ヶ月弱で 退院になったのでした。
家が嫌だと言って、何度も出て行こうとしていた娘は、
「 家に帰りたい!」と言い、家族との生活を望むようになったのでした。
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